イエスやバグルスでも活躍、音楽プロデューサー『トレヴァー・ホーン』とは

Trevor Horn(トレヴァー・ホーン)とは

1949年7月15日イギリス生まれ。

80年代に音楽レーベル”ZTTレコーズ”を設立し、アート・オブ・ノイズ、プロパガンダ、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドなどを送り出し、音楽プロデューサー、ミュージシャンとしても世界に名を馳せる人物。

ミュージシャンとしての一面

The Buggles(バグルス)

1977年にキーボード奏者、ジェフ・ダウンズらと The Buggles を結成。

父がベーシストだった影響からか、バグルスではベースを担当。

1979年にデビュー曲の「ラジオ・スターの悲劇(Video Killed The Radio Star)」が全英1位のヒットを記録しました。1stアルバム「The Age of Plastic」に収録されています。

Age of Plastic

Age of Plastic

 

バックアップシンガー達による高音のコーラスをはじめ、複雑なアレンジが特徴で、後のプロデューサーとしての輝かしいキャリアを予兆させる楽曲。

 81年に始まった音楽専門チャンネルMTVの記念すべきオープニングのミュージックビデオとして同曲が選ばれたことは有名な話。

The Buggles - Video Killed The Radio Star

Yes(イエス)

その後、1980年にプログレッシブロック・バンドYESのメンバーとして加入、10thアルバム「Drama」に脱退したジョン・アンダーソンに替わり、ボーカルとして参加します。

Drama

Drama

 

プロデューサーとしての一面

YES のアルバム「ドラマ」参加後にプロデューサーへ転向、とくに80年代のUKロックの作品で輝かしい業績を残しました。

さまざまな作品を通し、当時最新といわれた機材を積極的に使用する革新的な人物でした。

90年代以降も、BELLE AND SEBASTIAN、808 State、Charlotte Church、Seal、t.A.T.u.など、多彩なアーティストのプロデュースを手がけています。

後に語られることの多い、もういちど聴いておきたい80年代の作品を3作挙げてみました。

ABC

1982年の1stアルバム「The Lexicon of Love」は、シングルカットされた『The Look Of Love』のミュージックビデオの人気も相まって、全英1位を獲得しています。

Lexicon of Love

Lexicon of Love

 

 当時、ダンディで煌びやかなジゴロ的ビジュアル戦略が功を奏して一躍人気に。

ABC - The Look Of Love

YES(イエス)

それまでのプログレ的なコンセプトから脱却した、ポップでモダンな仕上りをみせる1983年の作品。

トレヴァー・ホーンプロデュースの中で最も知られているアルバムでもあります。

90125

90125

 

オーケストラが一斉に楽器を鳴らしたようなオーケストラル・ヒットと呼ばれるサンプリング音が印象に残る、全米1位にもなったYES史上最もヒットした楽曲。

YES - Owner of a Lonely Heart

Godley and Creme(ゴドレイ&クレーム)

元10CCのメンバーで構成された2人組グループの1985年の作品で、10CC時代のヒット曲を斬新な手法でリミックスさせるなど、彼のプロデュース手腕が存分に発揮されているアルバムです。

The History Mix Vol 1

The History Mix Vol 1

 

ある物体から別の物体へと自然に変形する映像をみせる”モーフィング”で顔をつなげていく手法が話題になったミュージックビデオ。

Godley and Creme - Cry

TVアニメのサントラを担当することに

2017年7月22日からNHKでスタートするテレビアニメ『THE REFLECTION(ザ・リフレクション)』。
『スパイダーマン』などのアメコミ界の巨匠として知られるスタン・リーが製作総指揮、 『蟲師』などの作品で知られる長濱博史が監督を務める同作。

その音楽プロデュースをトレヴァー・ホーンが担当しており、ふたたび話題になることが増えるかもしれません。

さいごに

2011年には、大英帝国CBE勲章を授与されているすごい人。

現在聴いても色褪せない彼が手がけた数々の楽曲は、さすがの一言に尽きます。