シンガーソングライターの二人の共鳴が楽しみな「橋本絵莉子波多野裕文」

「People In The Box」波多野裕文

Things Discovered 【初回限定盤】

 
 
 

People In The Box は、2005年、福岡県で結成された3ピース・バンド。

波多野裕文(vo、g)、山口大吾(ds)に、福井健太(b)が2008年に加入し、現在のメンバー編成に。

2007年、1stミニ・アルバム『Rabbit Hole』をリリース。

2017年1月、10th Anniversary album『Things Discovered』リリース。

高い音楽性と哲学的な歌詞が特徴

ポストロックのジャンルに位置づけされていますが、もはやその域も超えているというか、ジャンルにとらわれていない感があります。

哲学的かつ文学的な歌詞は、自分なりに解釈する楽しみ、変拍子や転調を多用した複雑ながら優美な構成の曲たちは、聴くたびに新しい発見をもたらしてくれます。

透明感のある純粋な歌声と歌詞の独自な世界観を持つ楽曲センス、うねる様な力強さを持ったベースとしなやかでかつ躍動感のあるドラムが一つの物語を作り上げているかのようなサウンドは唯一無二。

People In The Box - プロフィール|日本クラウン株式会社 クラウンレコードより引用しました

 

People In The Box - ニムロッド

あの子は木に登って 火照った大地を見晴らした
どこかに僕みたいな道化師はいませんか
飛び交うバスケットボール飛行船は空白をめざす
足を滑らせたら パラシュートは開かない
 
「ママ、あの高見へと連れて行って
聖なる頂へと
眺めをみてみたくて
でも どうせ みせてはくれないよね
突然の風雨やらで
 
ほら誰かが引きずり降ちた
痕跡があるでしょう
科学はいい線までいった
愛と迷信をスポンサーにして
ルール履き違えたまま
 
見て 足跡 拡がっていくよ」
 
あの子は木に登って 黒い大地に息を呑んだ
巨大なバグのなかプログラムうごめいてる
歴史はそれ自体がスケープゴートの様相だよ
空へと吹き上げる風は意思を孕んでいる
言葉が鳥のように晴れた空を飛んでいる
東京に溢れるこのくだらない信仰のなかで
僕らは議論を白熱させるくせに、
 
あの太陽が偽物だって
どうして誰も気づかないんだろう
 
飛び交うバスケットボール飛行船は空白をめざす
8月、目隠しを課せられた母親たち
あの子は木に登って、何か言った
足を滑らせたら パラシュートは開けない

「チャットモンチー」橋本絵莉子

【早期購入特典あり】Magical Fiction(初回生産限定盤)(『Magical Fiction』オリジナルステッカー付)

チャットモンチーは、2000年4月、橋本絵莉子を中心に徳島県で結成。

2004年春に橋本絵莉子(Gt,Vo)、福岡晃子(Ba,Cho)、高橋久美子(Dr,Cho)のメンバー編成に。

2005年11月 ミニアルバム『chatmonchy has come』でメジャーデビュー。

2006年3月に1stシングル『恋の煙』を、7月には1stアルバム『耳鳴り』リリース。

1stシングル - 恋の煙

 3ピースから2ピース、4ピースから2ピースへと自在に変化

2011年9月に 高橋が脱退。2011年10月より橋本と福岡の2ピース体制となり、楽曲ごとに担当楽器を変えるフリーフォームな形で録音したアルバム『変身』をリリース。

2013年5月、橋本が結婚及び妊娠を発表し、一時活動休止期間に入ります。

2014年8月、恒岡章、下村亮介の男性サポート2名を迎えた4人体制で活動を発表。

2015年1月には、世武裕子、北野愛子の2名を迎えた4人体制での活動もあらたに発表。

2016年2月には地元・徳島にて初の屋内型フェス〈チャットモンチーの徳島こなそんそんフェス2016~みな、おいでなしてよ!~〉を開催。

2016年9月からは、ふたたびび2ピース体制でライブ活動を行っています。 

最新シングルの表題曲 - Magical Fiction

デュオ「橋本絵莉子波多野裕文」

 

上記の二人によるデュオ「橋本絵莉子波多野裕文」が、6月21日に9曲入り1stアルバム『橋本絵莉子波多野裕文』をリリース。

 

"自分以外の誰かが作った曲を歌いたい"という橋本の願望から、ライブでの共演などで交流のあった波多野へ曲作りの提案を持ちかけたことが、アルバム制作のきっかけ。

楽器演奏は二人だけ。主に橋本が作詞、ヴォーカル、ドラムを、波多野が作曲、ギター、ベース、ピアノなどを担当。

「橋本絵莉子波多野裕文」のデュオ名は、音が想像できないような名前にしたいというところから名づけられているそうです。

 

 

アルバム収録曲の「トークトーク」のアットホームであたたかな雰囲気が伝わってくるミュージックビデオも公開されています。

こちらは作詞・作曲が、波多野裕文となっています。

 橋本絵莉子波多野裕文 - トークトーク

橋本絵莉子「デュオ結成に寄せて」のコメントも

「自分以外の誰かが作った曲を歌いたい」

 始まりは、こんな願望でした。自分から出てくるものに対して自信がなくなっていた時期でした。波多野くんにお願いした理由は、Peopleを夫婦でよく聴いていてファンだったから。チャットの求愛ツアーにも出てもらったし、曲を作ってもらうなら波多野くんがいいと思ったのです。

 歌詞は、自分ではメロディーがつけられないものばかり渡しました。アルバムになって並べてみると、まんまと、徳島のことや家族のことばかりの歌詞でした。極私的な歌詞を、自分の想像の範疇にないメロディーで歌うことは、とても新鮮で、別人になったような不思議な感覚でした。

 快く引き受けてくれた波多野くんに、願いを叶えてくれたキューンミュージックに、いつも見ていてくれるあっこちゃんに、感謝です。

橋本絵莉子

https://yabaiojisan.tumblr.com/post/159421442064/橋本絵莉子デュオ結成に寄せてより引用しました

さいごに

お互いの共通点は、それぞれのバンドで作詞・作曲を担当していること、3ピースバンドで活動している(チャットモンチーは2011年まで)こと。

そんな、バンドのフロントマン同士がお互いの才能に共鳴し、本能のおもむくままデュオを組んで、相乗効果でどんな音楽が生まれたのか、ファンにとっては楽しみなところでしょう。